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MOM

「未来のふつう」とは 幸福なくらしの日常化 岡田茂吉師はその達成を 真理から遠ざかり過ぎた一切の根本を真理に向けさせることによって可能とし 真理の具現を自らの使命に掲げて活動しました

その球体の思想の一端をMOMとして考察することで「未来のふつう」をつくるデザインの拠り所にしようとするものです

MOM(Mokichi Okada Method)「モム」とは、岡田茂吉師(1882~1955)の理想世界建設のためのメソッド(基本計画、手段・方法)の私的体験による解釈とアイコンの総称。

01

時の認識

夜から昼へ

一日に夜昼の別があるように、一年にも夜に相当する冬と、昼に相当する夏があり、それが十年、百年、千年、万年というように

宇宙間一切に周期があって、現在は大きな昼に変わる転換期にあるとしています。

文明融合時代

造物主は、人をしてこの地上に、天国的理想世界をつくるための計画を実行しつつあり、先に精神的東洋文明を発達させ、次いで物質的西洋文明を発達させ、最後に東西文明が高度に融合調和された真文明世界を完成させる。現在はその黎明期にあたるとしています。

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Stage1 人類史における原始社会形成時代

Stage2 東洋的精神文明(霊的経の文明):唯心主義の偏重により、科学や物質の発達を阻害した時代。

 

Stage3 西洋的物質文明(体の文明):唯物主義に支配させることで、時間のかかる物質的充実を優先させた時代。

 

Stage4 既成概念を真理の具現によって覚醒させながら、人類がStage5に移行できるヒトのアイデンティティを確立させる期間

 

Stage5 高度化した唯物文化を、高次の唯心文化が主導し融合することで、真文明・天国的理想世界「未来のふつう」が完成する

02

日本的が基本軸になる

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自然順応

人間が自然を支配できるとする「神と人との契約」に基づく近代西洋思想を遡ると「神と自然と人間の一元観」の東洋的自然観とに共通性がみられます。それは、日本人が持つ大自然の摂理に倣い順応する態度であり、その世界観が東西文明融合の共通コンセプトになると受け止めています。

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中庸

寒からず暑からず、一年で最も居心地の良い彼岸の気候を理想世界の象徴として、縦に偏せず緯に偏せずして、縦であり緯でもある「応変自在融通無碍」のいわば中庸的な「伊都能売思想」や「観音心」とも言うべき古くて新しい思想が今後の世界をリードするとしています。

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日本人文化

東西文化を悉く受け入れ、有用化し、洗練を重ねてきた極東の国日本には、総合的完全に日本化した、新たな芸術的文化を世界へ送り返す文化の組立工場としての使命がある。その背景には、大和魂の利他的精神、人格的道義観念に立脚した教育、日と引く文化、木の文化など特筆すべき型が備わるとしています。

03

ヒトがつくる、ということ

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霊主体従・霊体一致
ヒトは、肉体より重要な生命力という霊的固体が存在し、肉体と密着(霊体一致)して生きている。そして霊体を支配する幽体と、その霊層180階級いづれかにある「種」の幽魂に造物主の意図によって絶えず「命」が下り、更に人間霊体の中府にある現魂に伝達される。その「魂」から涌起する「理性と感情と意力」を総合する想念が言葉に表れ、行為により現実化する。その順序を霊主体従の法則と言う。

逆因果律の有用化

霊主体従の法則によれば、現世(うつしよ)とは、形而上の映写機から、形而下のスクリーンに投影された現象に例えられる。つまり、形而上を捉えられるヒトにして現在は過去であり、未来は既知されている。そのことは、量子論で議論される未来が過去に影響する「逆因果」によって「コトモノ」が現れる理屈に類似し、如何にその因果律を捉え、有用化できるかがデザイナーに求められる形而上の職能であり、デザイン思考の原点でもあると言えます。

04

つくるメソッド

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​個の完成が世界をつくる

一人の個人は、世界を構成する数十億の最小単位であるがゆえに、個人であると同時に世界の型である。と定義するように、最小単位である個人が健全になれば、その個人を型として家庭、家庭から市町村、市町村から国へと拡がり、やがて、世界大に健全なくらしが広がる。「世界の主人公である人間個人さえ立派になれば、放って置いても理想世界は完成される」としています。

幸福を拡大する

霊体(精神)と肉体双方が共に健全になれば、良く働いて豊かになり、争うことなく平和になる…。そんな真の健康体を目指すことが幸福の拡大に繋がります。企業も、理念と組織体の双方が健康になればプロダクトも健康になって利益があがり、関係する人々とも和合し、健康で豊かで平和な幸福企業が生まれるはずです。そんな企業像を願い提案することもデザインのしごと、と捉えています。

真理具現のメソッド

大自然の摂理を体現した真理具現の型にもとめ実践する。
 

霊体・肉体の相互に作用する健康法、岡田式浄化療法の研究と実践。
肉体をつくる自然順応型食事、自然食品や自然農法の消費と啓蒙。
健全な精神をつくる美と芸術文化、その鑑賞や実践プログラムの実践。
日本を凝集した公園に表わし、世界に提示する地上天国のひな型建設。

05

理想世界の現実化

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未来から俯瞰してみる

「造物主は、一人ひとりの魂にそれぞれの使命を与え、特長を持たせ、生き更わり死に替り理想目的に向って前進させてきた。従って現在までの世界歴史は、その基礎的工作に過ぎず、善も悪も、戦争も平和も、破壊も創造も、進化に必要なる一過程に過ぎない」とし、

Stage5未来に理想世界が実現していることを想像すれば、Stage4の現在は、その理想世界に暮らすヒトの次元上昇(ライトボディ化)が行われている。という逆因果律が当てはまると考えます。

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ライトボディ化の方法

「一般人間がその使命を直感することは至難であって​、多くの人は霊的曇りに遮られ、感知でき得ないばかりか、曇りが物質化するなどした多量の毒素によってヒト本来の活動に支障をきたしてしまう」ために、体の毒素を排除軽減することが、霊の曇りの軽減にもつながる「霊体一致の法則」によって、ヒトをライトボディの常態に復元させる3つの健康法を説いています。

​①自己浄化力の向上

人間には本来、自己の体内毒素を熱で溶かし、液体化して排除する「病気」という自然治癒力が備わる、それを活性化させる方法。

②魂を輝かせる

利他的行動や倫理道徳、美的体験等、自己が満足する魂の輝きによって、内側から曇りを払拭させていく方法。

③不可視光波を施す

毒素と曇りに向かって、不可視光波を放射透過させることで、毒素を焼尽排除させる生体エネルギー療法のひとつ、岡田式浄化療法。

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ヒラカレツル二タタクトハ

教哲学者でもあった柳宗悦師が『民藝』によせた心偈(こころうた)の一節には、用の美を極めた工芸作家は等しく、「神が用意した美のカタチを、自らが発掘させられている」という逆因果律を無自覚的に利用していた、と確信する視点があります。柳師の「つくる」意味を借りれば、理想世界をどの様につくるのか? あれこれ求めタタクことよりも、内なる精神の陶冶によって、また、ライトボディ化によって霊層が高まれば、既にヒラカレている「未来のふつう」​て来るはずである。

99

ふつうを超える

「正神はどこまでも正のみによって天国世界をつくらんとするに対し、邪神はどこまでも目的のため手段を選ばず式で、悪によって野望を遂げんとしたのである。」造物主は、陰陽・正邪の如く対極をつくり、唯心文化と唯物文化を相克させ、共に融合できる次元に成長するまでの永い時を待たれていたのだ。

 

近代医学に代表される必要悪は、食・農、金融、政治、経済、宗教、歴史、思想、科学、教育、資本主義、共産主義、グローバリズムなど、あらゆる分野や主義において、最善の如くに振る舞い、高次の物質文明を進化発展させてきたが、一握りの人間の満足を得るために、ほとんどの人間に対して、人としての満足を与えることはなかった。

その物質文明の行き詰まりと崩壊は、造物主がいままで邪神の野望に99%を許して達成させた命を解くと共に、直接揮う1%の真理によって、天国的理想世界に有用な価値として置き代わる時が来たことを意味している。

のことは、霊的には夜から昼への転換であり、体的には光のアライアンスによる超次元的浄化と宇宙的デクラスであり、文明史的には古来三千年間、数多くの聖者賢哲が予言し発行された手形の決済に他ならない。

しかし、この長い闇に隠蔽洗脳された「ふつう」という物質文明の欺瞞に覚醒したとしても、偽真理によって社会や自らの心身に堆積され、固く信じ込まされた既成概念や毒素を破壊するために、真理を受け容れようとする意識の転換が容易な業でないことは言うまでもない、しかし、超える手段・方法は造物主によって既にヒラカレているはずである。

 

それがMOMであるとは言わないが、自らの罪穢れである多量の曇りや毒素からのライトボディ化を、師の思想哲学を拠り所に実践体現することで立証し、自分自身がふつうを超える ヒトの型、デザイナーの型となるためのメソッドにしようとする取り組みである・・

2023.01.01  Takahiro Kinoshita

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